MACのデータ復旧
MACのデータ復旧料金はWindowsPCの5割増
Windowsの市場シェアは2023年現在84%台です。ちなみにLinuxが8%台、Apple(アップル製)MAC(マック)OS搭載PCシェアは7%台のため標準料金の対象外とします。
SSDモデル、及び2016年以降モデルは[復旧が困難]ですが主な理由は以下の通りです。
- 殆どのMACに内蔵のメディアはSSDですが、モデルにより仕様が変更されています。
- HDDやSSDを筐体から取り外す迄の解体が困難。解体の手順が統一されていない。同じシリーズでも複数のバージョンが存在する。
- 2016年以降のMAC OSのバージョンはAPFS暗号化フォーマットされています。
- Mac Book Airは2018年モデル以降はSSDが取り外せない仕様です。
- Mac Book Proは2016年モデル以降はSSDが取り外せない仕様です。
- パスワードでロックされている方が多い。破損した場合復元が困難。
- Windowsに比較して、ファイルの転送速度が遅い。
- 復旧設備はWindows又はLinux用が基本ですからMACは作業工数が増える。
- MACはWindowsに比較して復元方法の選択肢が少ない。
- MACで暗号化無で申込され、結果として暗号化だった場合は、解除パスワードが提示頂けないため復旧出来ませんので違約金10,000円となります。
- MACのデータ及びiPhoneのデータが含まれている場合、FAT32/exFATであっても割増となります。
- MACのキャッシュデータは納品対象外ファイルとなります。
- MACのタイムマシンの復旧は対象外となります。
- ファイル迄のパスが長いファイル名は対象外となります。
- 拡張子がないファイルは対象外となります。
- iPhoneと同期されていたMACのデータは納品対象外となります。
- iPhoneは暗号化されていますからデータ復旧不可能機器です。
AppleのMAC
2016年以降のApple MAC Book Pro及び2018年以降のMAC Book Airは、データ復旧が困難です。詳細は以降に別途解説しています。
MACはデータ復旧が困難
2024年6月現在、2018年以降のMAC Book Air(例外を除き)及び2016年以降のMAC Book Proはデータ復旧が困難です。
MAC内蔵SSDは割増料金
MAC内臓用SSDはWindows用SSDと互換性がなく基本的に復旧が困難なためWindows用SSDの50%増~2倍料金としています。
MAC Book Airの内、2018年以降のモデルはデータ復旧が困難
MAC Book Proの内、2016年以降のモデルはデータ復旧が困難
受付できる可能性があるMAC
- 電源が入り事
- マザーボードが正常である事
- ディスプレイが正常である事
- SSDをドライブとして認識している事
- OSが起動するかどうかは無関係
- SSDがマザーボードから取り外せるかどうかは関係なし
- 暗号化解除はオプション
MACのデータ復旧料金は、Windowsの50%加算とします。
USB接続やLAN接続のHDDの内、暗号化なしフォーマットの自然障害は受付対象です。
- Mac Airは2018年以降モデルはデータ復旧不可
- Mac Book Proは2016年以降モデルはデータ復旧不可
- 2016年以降のMAC(OS含む)はAPFS暗号化されている
- iPhoneと同期されたMACは復旧に要する日数が超長い
- MACの場合、ファイル名文字数のルール違反が多い
- MACフォーマットはWindowsより超手間がかかるため5割増料金となります
- SSDのファイル削除障害発生後20分以上は復旧受付可
- HDDのファイル削除障害発生後1時間以上は復旧受付可
- SSDのフォーマット障害は容量500kb未満のファイルのみ復旧
- 筐体の解体が困難でないモデル
- 障害発生直前、暗号化されていない事を確認済の場合
MACシリーズと年式別対応表
タイプ | 年式 | 復旧可否 |
Mac Book Air | 2017 | 〇 |
2018 | ✖SSD直付 | |
2019 | ✖SSD直付 | |
2020以降 | ✖SSD直付 | |
Mac Book Pro | 2015 | 〇 |
2016以降 | ✖SSD直付 | |
2016/2017/TouchBar無13インチ | △ | |
2018 | ✖暗号 | |
2019 | ✖暗号 | |
2020以降 | ✖暗号 | |
Mac Book | 2009 | 〇 |
2015以降 | ✖SSD直付 |
・SSDがマザーボードに直付のため取り外せない、及び暗号化されています。
2015年以前のモデル別対応表
年式 | 復旧 可否 |
ピン数 | 接続 |
2010年 | 〇 | MAC専用6+12 | SATA |
2011年 | 〇 | MAC専用6+12 | SATA |
2012年 | 〇 | MAC専用18+8 | SATA |
2013年 | 〇 | MAC専用16+12 | PCIe |
2014年 | 〇 | MAC専用16+12 | PCIe |
2015年 | 〇 | MAC専用16+12 | PCIe |
2016年 | × | MAC専用 | PCIe |
Touch Bar搭載モデルは2016年から発売されましたがデータ復旧できない設計となっている問題があります。
2018年以降のTouch Bar搭載モデルは暗号化されているためマザーボードが壊れたらSSDが壊れていなくてもデータ復旧できない仕様です。
Macモデル別 M.2 PCIe-SSD
Apple MacBook Pro | |
Mid 2015 | 15 MJLT2J/A PCIeSSD 15 MJLQ2J/A PCIeSSD |
Early 2015 | 13 MF841J/A PCIeSSD 13 MF840J/A PCIeSSD 13 MF839J/A PCIeSSD |
Mid 2014 | 15 MGXC2J/A PCIeSSD 15 MGXA2J/A PCIeSSD 13 MGX92J/A PCIeSSD 13 MGX82J/A PCIeSSD 13 MGX72J/A PCIeSSD |
Late 2013 | 15″ ME294J/A PCIeSSD 15″ ME293J/A PCIeSSD 13″ ME866J/A PCIeSSD 13″ ME865J/A PCIeSSD 13″ ME864J/A PCIeSSD |
Apple MacBook Air | |
2017 | MQD42J/A PCIeSSD MQD32J/A PCIeSSD |
Early 2016 | MMGG2J/A PCIeSSD MMGF2J/A PCIeSSD |
Early 2015 | MJVG2J/A PCIeSSD MJVE2J/A PCIeSSD MJVP2J/A PCIeSSD MJVM2J/A PCIeSSD |
Early 2014 | MD761J/B PCIeSSD MD760J/B PCIeSSD MD712J/B PCIeSSD MD711J/B PCIeSSD |
Mid 2013 | MD761J/A PCIeSSD MD760J/A PCIeSSD MD712J/A PCIeSSD MD711J/A PCIeSSD |
SSDのデータ復旧料金_軽度~中度
SATA(シリアル・エー・ティー・エー)
SATAとは一般的なHDDと同じ形状です。
復旧料金(円)
SATA | 512G | 1TB |
キャンセル | 4,000 | |
取出蓋無 | 見積 | |
暗号化 | 33,000~66,000円 | |
軽度 | 50,000 | 60,000 |
中度 | 80,000 | 100,000 |
M.2-SATA(エムドットツー・シリアル・エーティー・エー)
- SSD専用の形状で、主にSATA仕様とPCIe仕様が存在しますがSATA接続の物です
- [NGFF]や[mSATA]とも呼ばれています
復旧料金(円)
mSATA | 512G | 1TB |
キャンセル | 4,000 | |
取出蓋無 | 見積 | |
BitLocker | 33,000~66,000円 | |
軽度 | 60,000 | 70,000 |
中度 | 90,000 | 110,000 |
M.2-NVMe(エムドットツー・エヌブイエムイー)
復旧料金(円)
- NVMeとは接続がPCIe転送の物でSATAと比較して速度が速い仕様で相当な高熱を発します
NVMe | 512G | 1TB |
キャンセル | 4,000 | |
取出蓋無 | 見積 | |
BitLocker | 33,000~66,000円 | |
軽度 | 70,000 | 80,000 |
中度 | 100,000 | 120,000 |