データ完全消去サービス
【更新日:2024年5月1日】
パソコンの買い換えにより不要となった旧パソコンやHDD等のデータ機器を廃棄処分される時や、リース契約終了後の返却直前に、データの漏洩防止のため、データの復元が不可能な状態に完全に消去するビジネスを「データ消去サービス」又は「データ完全抹消サービス」として提供しています。
PCでフォーマット(初期化とも言います)してもユーザーデータは完全には消えません。OS(主にWindowsの事)の再インストール(再セットアップとも言います)してもユーザーデータは消えませんので、安易にリース会社に返却したりするとデータは漏洩します。
廃棄処分業者に依頼すると、実際には廃棄されずにamazonやYahooオークションやメルカリ等で販売される事もよくあります。2024年1月現在でも多数販売されています。悪質な業者は3年間以上使用済みで物理障害のHDDを新品同様として販売していますのでネット通販は要注意です。
ご予算やお時間等に応じて複数の2つのメニューを準備しています。
「完全データ消去サービス」は、パソコン内蔵のHDDやSSD、USBメモリー等のファイルを削除したりフォーマットしても残存するデータを100%確実に完全消去します。
PC廃棄時やリース終了後におけるデータ情報漏洩を完全にシャットアウトします。
お客様の機密情報を総務省基準レベルで完全に消去しますので安心。
2つのデータ完全消去方法
その1:物理破壊(開封・解体によるデータ完全抹消)
廃棄処分されるパソコンのハードディスクを取り外し分解解体し、お客様の目の前でデータ記録メディア(プラッタと呼ばれるパーツ)を取り外し、傷を付けて手渡しする方法が最適です。
その2:論理破壊(全セクターの上書きによるデータ完全抹消)
リース会社へ返却される場合は分解せず、完全消去装置にて全セクターに上書き記録を実行し、消去できた事をお客様に証明を致します。
物理破壊のメリットとデメリット
メリット |
短時間で作業が完了する |
依頼者様の目の前で解体するので確実・安心 |
作業時間は容量に依存しない |
物理障害に向いている |
出張作業に向いている |
デメリット |
機器の再利用ができない |
解体が困難なPCが存在する |
リース機には利用できない |
初心者さんが作業すると怪我をする |
解体には経験が必要 |
論理破壊のメリットとデメリット
メリット |
機器の再利用が可能 |
リース期間完了後の返却ができる |
怪我などの危険性がない |
デメリット |
作業時間が容量に依存する |
データの知識と経験が必要 |
出張作業には向かない |
1:完全消去機器を利用して上書きする方法
2:開封によりプラッタを取り出す方法(HDDの場合)
全領域上書き消去
この消去方法はパソコンを再利用される場合や、リース会社へ返却される場合に向いたコース。
00消去 | 不良セクターを除くセクターに、16進数の00を書き込みます。「この方法の場合、ユーザーファイルの復元ができる危険なレベル」と記載されているサイトが在りますが実際にはできないはずです。できた方が在りましたら復元方法をメール下さい。
「残留磁気読取装置で復元できる」という業者がありますが、理論的には復元可能でも実際にはできないと思います。もしできるのならデータ復旧のメニューに在るはずですが・・・。 アメリカ国立標準技術研究所の発表では、「全セクターに1回上書きすれば復元できない」とされています。アメリカ国家安全保障局でも同じく報告されています。 |
3回消去 | 不良セクターを除くセクターに、ランダムデータを2回書き込み後、3回目に16進数の00を書き込みます。(装置により様々ですが・・・)消去装置メーカーのマニュアルには「データ復元できる」と記載がありますが根拠の無い嘘だと思います。ご心配な方や予算がある方は選択して下さい。 |
物理消去 | 不良セクターを除くセクターに、工場出荷時と近い状態にします。データ復元はできないレベル。不良セクターは代替セクターと入れ替えされ、16進数の00を書き込みます。00消去と似ていますが機能は多少異なります。 |
7回消去 | 不良セクターを除くセクターに、16進数の00とFFを交互に計6回繰り返し、7回目に00を書き込みます。情報漏洩がご心配な方やご予算がある方は選択して下さい。 |
35回消去 | 不良セクターを除くセクターに、1,0,乱数をランダムに34回書き込み、最後に00を書き込みます。用途不明。心配症の方や大金がある方は選択して下さい。 |
開封によりプラッタ取り外し
HDDの蓋を開け、データが保存されているメディア(プラッタ)を取り出し、ユーザー様へお渡しするコース。
念のため表面に傷を付けますので、データ復旧は不可能なレベルとなります。
データ完全消去作業料金
インターフェース:SATA
容量:2TB迄
宅配便や直接持ち込みの場合
メニュー | 料金 |
1回消去 | 3,000円 |
3回消去 | 5,000円 |
7回消去 | 7,000円 |
物理消去 | 5,000円 |
物理破壊 | 5,000円 |
2台目 | 10%OFF |
3台目 | 20%OFF |
4台目 | 30%OFF |
5台目 | 40%OFF |
6台目以上 | 50%OFF |
・HDDは送料着払いで返却もできます。
・証明書の発行は無料:1回消去の場合の(サンプル画像)
インターフェース:SAS
容量:2TB迄
メニュー | 料金 |
1回消去 | 6,000円 |
3回消去 | 9,000円 |
物理消去 | 10,000円 |
物理破壊 | 5,000円 |
2台目 | 10%OFF |
3台目 | 20%OFF |
4台目 | 30%OFF |
5台目 | 40%OFF |
6台目以上 | 50%OFF |
・SMATRT情報で80%以上のHDDは買い取りができます。 ・送料着払いで返却もできます。
インターフェース:USB機器
対象機器:
- USB一体型基盤HDD
- USB一体型基盤SSD
- USBメモリー(金属ケースは見積)
- SDカード
- MicroSD
- コンパクトフラッシュ
- メモリースティック
- SONY 2×2
容量:~32GB
メニュー | 料金 |
1回消去 | 2,000円 |
3回消去 | 4,000円 |
物理消去 | 6,000円 |
物理破壊 | 4,000円 |
2台目 | 10%OFF |
3台目 | 20%OFF |
4台目 | 30%OFF |
5台目 | 40%OFF |
6台目以上 | 50%OFF |
・送料着払いで返却もできます。
容量:64GB
メニュー | 料金 |
1回消去 | 3,000円 |
3回消去 | 5,000円 |
物理消去 | 6,000円 |
物理破壊 | 4,000円 |
2台目 | 10%OFF |
3台目 | 20%OFF |
4台目 | 30%OFF |
5台目 | 40%OFF |
6台目以上 | 50%OFF |
容量:128GB
メニュー | 料金 |
1回消去 | 4,000円 |
3回消去 | 6,000円 |
物理消去 | 6,000円 |
物理破壊 | 4,000円 |
2台目 | 10%OFF |
3台目 | 20%OFF |
4台目 | 30%OFF |
5台目 | 40%OFF |
6台目以上 | 50%OFF |
容量:256GB
メニュー | 料金 |
1回消去 | 5,000円 |
3回消去 | 7,000円 |
物理消去 | 6,000円 |
物理破壊 | 4,000円 |
2台目 | 10%OFF |
3台目 | 20%OFF |
4台目 | 30%OFF |
5台目 | 40%OFF |
6台目以上 | 50%OFF |
オプション
運送料 | 実費 |
特急返却 | 通常の2倍 |
TV一体型の解体 | 〇 |
TV一体型の再組立(NEC) | 〇 |
TV一体型の再組立(NEC除く) | × |
HDD取出口無モデル | △ |
消去率について
両方式とも同じです。データ復旧のプロでもデータ復旧が不可能です。
論理破壊方式をさらに詳しく解説
多数の方式が存在します。主な方式のみ解説します。
ここには詳しい解説がされていますので参考になるでしょう。
クイックイレース |
HDD内の一部のセクター(インデックスのみ)を消去します。作業時間は数秒ですがユーザーデータは消えずに残ります。同じ動作を10回繰り返してもデータは消えません。プロのデータ復旧業者に依頼すれば多くのデータは復旧が可能です。 |
フルイレース(1回) |
HDD内の全セクターに対し上書きし消去します。作業時間は容量に依存します。プロのデータ復旧業者に依頼しても1ファイルも復元できません。但しそれは正常なHDDや論理障害のHDDに限ります。HDDが物理障害の場合は消去装置モデルの性能に依存します。アメリカの国防総省で2006年に制定。同年アメリカの国立標準技術研究所で制定。2006年アメリカの国防総省はDoD5220.22-Mとして回数に関係には関係がない事が報告されました。つまり消去方式(回数や数値)ではなく消去装置の性能に依存する。イギリスとオーストラリアとニュージーランドは1回と制定。
NIST(アメリカの国立標準技術研究所)が研究結果をホームページに掲載しているが、2000年以前に発売された容量が15GB未満のハードディスクの場合、HDDの全セクターに1回のみ適当な16進数を上書き保存すればデータの完全消去と呼ぶレベルになりプロのデータ復旧業者でも復元は不可能である、とあります。アメリカ国家安全保障局も複数回の上書きは意味がなく、1回だけの上書き保存で十分としています。 某データ復旧業者さんが「磁気残留データを解析する事でデータ復元が可能」とありますが、実際には不可能という事になります。意義がある方は根拠をお知らせ下さい。 |
DoDイレース等(2~3回) |
アメリカの国防総省DoD5220方式と呼ばれる方式で2001年に制定。HDDの全セクターに3回上書きしますので作業時間も3倍必要です。HDDが論理障害の場合、1回上書きでも3回上書きでも消去性能は同じです。HDDが物理障害の場合は消去装置モデルの性能に依存します。アメリカの空軍方式、海軍方式が別途存在しますが書き込む数値が異なります。回数は3~4回。ドイツは2004年に2回と制定。カナダは2006年に3回と制定。 |
DoDイレースコンペア(4回) |
HDDの全セクターに、1回目の消去で16進数の「00」を上書きし、2回目の消去で16進数の「FF」を上書きし、3回目にランダムな16進数を上書きし、4回目に消去されたかどうかの確認処理を行います。HDDが物理障害の場合は消去装置モデルの性能に依存します。 |
イレース7 |
HDDの全セクターに、1回目の消去で16進数の「00」を上書きし、2回目の消去で「FF」を上書きし、3セット実行し、7回目に固定16進数データを上書きします。 |
イレース35 |
HDDの全セクターに35回上書きを行います。 |
その他、多数の方式が存在しますがここでは省略します。 |
依頼先により消去レベルは異なる
家電量販店に依頼すると
・完全消去サービスはされていません。外部業者に委託されます。 ・知識がありません。 ・経験がありません。
パソコン設定業者に依頼すると
・完全消去サービスはされていません。外部業者に委託されます。 ・何度も画像や動画を上書きされます。 ・何度もフォーマットされます。 ・そんな事をしてもデータは消えません。 ・もし受付されても消去装置が家庭用ですからHDD障害に対応できません。よってデータは消去されたと思われていますが実際には消去されていません。 ・知識がありません。 ・経験がありません。
パソコン修理業者に依頼すると
・パソコン修理業者と比較すれば多少の知識はありますが個人差が大きいです。 ・データに関する知識に乏しいので消えたつもりで納品される事がよくあるようです。 ・設備も業者により差がありますが多くは家庭用の装置を使用されています。よって不良セクターを多量に(1024セクターや4096セクターなど)ジャンプするのでジャンプしたセクターは消せません。
データ復旧業者に依頼すると
・多くの業者がファイルを上書きしたりフォーマットされています。 ・業者によりレベル差があります。 ・装置の違い ・知識の違い ・経験の違い
よくある質問
Q:費用は?
A:出張料+作業料のみ
Q:起動しないパソコンの消去はできますか?
A:物理障害の程度が激しい場合は物理破壊を行います。軽い障害の場合はどちらでも選択できます。
Q:論理破壊消去後、情報漏洩はありませんか?
A:100%ありません。保証します。証明書も発行します。
Q:物理破壊後、情報漏洩はありませんか?
A:100%ありません。なぜなら、プラッタ(記録メディア)を傷つけて手渡しします。
Q:消去回数と消去率は関係ありますか?
A:ありません。1回消去+確認で万善です。
Q:3回上書き消去しないとデータは消えないという業者がいますが本当ですか?
A:はったりです。1回で消えます。回数ではなく消去方法や装置の性能、及び知識に依存します。
Q:3回上書きより7回上書きの方が安心ですか?
A:どちらも同じです。もしご心配なら3回+確認を選択して下さい。時間と料金がかかります。
Q:消去した証拠書類は提供されますか?
A:発行させて頂きます。サンプルはこちら