相見積りについて
他業種では相見積りが常識ですが・・・
多くの業種では「相見積り」が存在します。高額になればなる程、相見積りが常識のようです。
データ復旧業界では相見積りなしが常識
データ復旧サービスでは「相見積り」は存在しません。
見積りを提供されたとしましても障害機器を返却された時点で見積りはキャンセルとなります。(全業者同様)
その理由
何故?その理由は、「データ復旧」は低料金での復旧の機会(回数)は1回の事がある(多い)からです。これが「ワンチャンス」と呼ばれる所以なのです。
理由その1_死にかけの機器は通電毎に状態が悪化する
プラッター又はヘッドが不良の事が多いため、多くの方が、死にかけの状態で持ち込みされます。
何処のデータ復旧業者でも、1ファイルでも多くのファイルの復元率を上げるため、最後の1セクター(解りやすいように1ファイルと思って頂いて結構です)まで回収を行います。つまり死ぬまで回収を試みます。
ハードディスク(HDD)は、アルミニューム又はガラスに磁性体が塗ってありますが、高熱や経年劣化及び衝撃により磁性体が剥がれます。その現象(トラブル)を「不良セクター」と呼ばれており、診断に持ち込まれる件数の70%以上がこのトラブルなのです。
Windows-PCは不良セクターを読もうとしますが、読めないため何度も何度も永遠にHDDが死ぬまで繰り返します。
理由その2_ネットでは法的に言えない理由があります
良い順番例 〇
1回目に当店を利用 | 格安復旧又はバックアップ保管 |
2回目に某社で見積 | 超高額により復旧断念 |
3回目に当店で復旧 | バックアップから復旧が可能/格安/高復元率 |
悪い順番例 ☓
1回目に某社で見積 | 超高額により復旧断念 |
2回目に当店で復旧 | 開封やいたずらされているため復旧不可 |
某社1回目の見積作業で破損しているため復元率悪化 |
例えば、当店(復旧料金をホームページで公開していますから)へ[無料診断作業]と[現状維持作業]を依頼して下さい。[現状維持作業料金]はメディアの容量により上下します。
もし、その見積金額と納期目安がご予算の範囲内であれば[現状維持作業]を通常の復旧作業の半額で実行します。物理的回収率をご報告させて頂きます。
次に、一旦返却しますので、大手某社(1~2社)へ無料診断を依頼します。
見積料金が安い方の業者にデータ復旧を依頼します。
もし順番が逆になった場合の問題点
見積りを依頼する業者が逆(先ず大手業者に見積り依頼⇒当店に見積り依頼)となった場合は、この方法が利用できませんから違いを理解して下さい。
データ復旧を成功させるには、障害発生直後の状態のデータが必要ですが、そのメディアが大手業者から見積り後に戻ってきた時点のデータは既に異なっています。
しかし、バックアップ保管期間内であれば比較が可能です。2つのデータ(当店で1回目にバックアップしたデータ、及び、2回目にバックアップしたデータ)を比較して同じかどうかを確認できます。
バックアップを確保していたために比較が可能となったのです。現状維持料金(上のバックアップ現状維持料金表)はかかりますが、それよりも何倍も多額(数万円~数十万円)のデータ復旧料金の差額が節約できるのです。
きっと(100%の確率で)大手業者のデータ復旧料金が高額である事を実感(ご認識)頂ける事でしょう。
現状バックアップ+1週間保管料金
容量 | 論理 | 物理 |
32G | 3,000 | 6,000 |
64G | 4,000 | 8,000 |
128G | 5,000 | 10,000 |
256G | 6,000 | 12,000 |
500G | 7,000 | 14,000 |
1T | 8,000 | 20,000 |
2T | 10,000 | 30,000 |
3T | 12,000 | 38,000 |
4T | 14,000 | 44,000 |
会社のルールで相見積りが必要な方へ
会社のルールで相見積りが必要、という方が一定数いらっしゃいます。
説得するのは困難です。
2023年10月迄は、相見積りを要望されたお客様は、診断をお断りしてきました。
データ復旧業界は年々縮小している業界であるためビジネスの存続が困難となっており、廃業される同業者が増えています。
しかも、2023年10月からインボイス請求も始まり、個人事業主のデータ復旧業者の廃業は時間の問題となっています。
そこで、当店では、従来「無理」だった「相見積り」を条件付きで開始する事にしました。
相見積り申込とデータ納品の流れ
- 初期診断の申込
- 初期診断を実行(無料)
- 物理イメージデータを回収
- データ復旧作業を実行
- 復旧成功と判定した場合、リストを作成し送信
- HDD系は2万円/本、メモリー系は1万円/枚を、データ復旧作業代+5日間保管料として請求
- お客様は他社へ見積りとリスト提供依頼
- 他社でデータ復旧
- 当店提供のリストと他社提供のリストを比較
- 当店の見積額より他社の見積額が高額である事をご確認頂き、他社をキャンセル
- 当店の料金が安い事にご納得後、当店に正式ご注文
- お支払い。データを5日間保管
- 5日以内に復旧の依頼を頂いた場合、HDD系は残額+1万円を、メモリー系は残額+5,000円を請求
- 納品用機器へファイルコピー
- 復旧済データを納品
- 納品5日後、保管バックアップデータを抹消
ご注意
重度物理障害(パーツ交換等の修理を伴う復旧)の場合は、相見積りの作業は不可能です。